冬(12月・1月・2月)の花粉症対策

冬(12月・1月・2月)の花粉症の原因と対策

一年の中で最も花粉の飛散量が少ないのが12月・1月・2月の「冬」の季節です。花粉症の方が比較的穏やかに過ごせる季節と言えるでしょう。

ただ早いところではスギ花粉の飛散が始まる時期でもあるので、早期対策が効果のある花粉症にとっては、対策を始める時期でもあります。

関連記事 ⇒ 花粉症で病院を受診するのはいつごろ?

スポンサーリンク
スポンサードリンク

冬(12月・1月・2月)に気をつけたい花粉症の原因植物

樹木や雑草が眠っている12月・1月・2月の冬の季節は花粉の飛散量が総じて少なくなりますが、地域によっては早いところで1月中にも花粉の飛散が始まることもあります。

飛散の開始時期は前年の夏の気候がにかなり左右されることが分かっていますので、毎年同じ状況が起こるとは限りません。

前年の夏場に快晴の日が続くなど十分な日照時間があって、暖かな日が続くと雄花が大量につくられ、翌年春の花粉量が多くなります。また反対に、夏の気温があまり上がらない冷夏であったり、雨の量が多く日射量が減ると翌年の花粉量が少なくなります。

花粉予報などで今年の飛散量・飛散開始時期の予測をチェックしておくとよいでしょう。

やはり気候の温暖な九州地域が最も早くスギ花粉が飛び始めると言われており、福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島では、2月になるとスギ花粉が毎年飛散し始めています。また飛散量は少なくとも11月頃から飛散が始まっているとする研究もあります。

また、寒さを避けて暖かい地域に旅行に行かれることも多い季節ですが、旅行先で花粉の飛散が始まっていないか確認することと、また始まっているならマスクやメガネなどの対策をしっかりととるようにしましょう。

関連記事 ⇒ 【地域別】花粉の飛散時期

冬のおすすめ花粉症対策

冬の季節は寒さのせいで体調を崩してしまうことも少なくありません。そのため、花粉症の症状と風邪などの体調不良を混同してしまうこともあります。

ちょっと鼻水が出ているだけと油断していると、副鼻腔炎を引き起こしてしまうケースもみられます。一般的に風邪による鼻水は粘っこく、花粉症などアレルギーによる鼻水は水のように垂れてきます。

もし、花粉症が疑われる場合は、早めに対処することで症状の進行を抑えることができますので、病院を受診するようにしてください。冬の間に適切な治療を受ければ、飛散量の増える春になっても症状を最小限に抑えることができます

花粉症の方は、季節によらず出来る限りマスクをして花粉を口腔内や鼻腔内に入れないようにすることが大切です。

また、冬場はインフルエンザや胃腸炎などの病気がまん延する時期でもありますので、マスクをすることで体調不良を引き起こす可能性も軽減することができます。花粉症対策のためにも、手洗いとうがいをしっかりと行いましょう。

最近はウイルスや花粉を特別な抗体で不活性化させるフィルターのついたマスクなども人気です。

また、一年を通して花粉症のような症状が出ている場合はハウスダストアレルギーなど、花粉以外の原因物質(アレルゲン)によるアレルギー反応である可能性があります。病院でアレルギー検査を受けて原因物質を特定して対策をとれるようにしてください。

冬だからこそ、体の内側から体質を変えるつもりで日常を過ごすようにすることが、この時期一番おすすめの花粉症対策となります。

スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク