花粉症というと春のものと考えがちですが、9月・10月・11月の「秋」の季節にも花粉症の原因となる花粉が飛散しています。
このページでは秋(9月・10月・11月)に気を付けたい花粉症の原因植物と対策についてご紹介しています。
秋(9月・10月・11月)に気を付けたい花粉症の原因植物
秋に飛散している主な花粉はカモガヤやスズメノテッポウなど、イネ科の植物になります。
また、ヨモギやブタクサ、カナムグラ、イラクサ、セイタカアキノキリンソウ、地域によってスギなどの花粉も飛散しています。
地域によってなんの花粉が飛散するのかは変わりますが、やはり夏が終わると寒さが訪れ秋がグッと深まる地域よりも、温暖な気候の地域の方が秋花粉の飛散量が多い傾向にあると言えます。
東京・千葉・神奈川・埼玉などの関東地方、静岡・愛知・岐阜などの東海地方、大阪・京都・兵庫・三重などの近畿地方、山口・広島・愛媛などの中国・四国地方、福岡・長崎・鹿児島など九州地方の地域が、秋花粉の飛散量が多いとされています。
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秋のおすすめ花粉症対策
9月・10月・11月の秋の季節は気候が穏やかで、紅葉なども始まり行楽シーズンになりますが、秋花粉に反応する花粉症をお持ちの方は充分に対策して外出するようにしましょう。
春の花粉に比べると秋花粉は飛散量が少ないものの、しっかりとマスクやメガネを着用して外出するようにしてください。最近は花粉をガードして体への侵入を防ぐスプレーなども人気です。
また、帰宅した際は衣類に付着した花粉をブラシなどでしっかりと払ってからお部屋の中に入ることなどを心がけてください。
徐々に厚着になってくる季節でもありますが、ポリエステルや化学繊維などの衣服は花粉が付着しにくいですが、ウールなどの毛織物には花粉が付着しやすいので、避けることをお勧めします。
風邪と間違いやすい時期なので注意を!
また、秋は寒暖差が激しい季節でもあり体調を崩しやすい時期でもあります。
そのため、本当は花粉症の症状であるにも関わらず、体調を崩したせいで風邪を引いたと勘違いしてしまうこともあります。
この時期の鼻水・鼻づまり・くしゃみが長引くようなら花粉症を疑ってみる必要があります。また、毎年同じ時期に症状が出るようなら花粉症と思ってほぼ間違いないでしょう。
また一般に風邪による鼻水は粘っこく、花粉症による鼻水は水っぽくてサラサラしているという特徴があります。
花粉症が疑われるようなら病院を受診して原因となっている花粉を特定し、しっかりとした対策をとるようにしてください。
また、花粉症に気が付かず症状を放っておくと、口腔アレルギー反応など花粉症が原因で引き起こされる合併症になってしまう場合もあります。
花粉症の症状が出る時期だけではなく、普段からヨーグルトやサプリメントなどで乳酸菌を摂取する・花粉症に効果のあるお茶を飲むなどして、体質改善を図って症状を和らげたり抑えたりすることもできます。