お部屋の中のダニやカビ、ホコリ、花粉に反応して起きるハウスダストアレルギー。その症状にはどのようなものがあるのでしょうか？
このページでは、ハウスダストアレルギーが引き起こす様々な症状をご紹介しています。
起きる症状は人それぞれ
ハウスダストアレルギーによって起こされる症状には、
- 鼻水
- 鼻づまり
- くしゃみ
- 目のかゆみ
- 目の充血
- 目やに
- 肌の腫れ(アトピー性皮膚炎)
- 咳(喘息)
など、様々あります。
ただ、原因となる物質(アレルゲン)が同じでも、起きる症状は体質などによって人それぞれです。ですから、どれかひとつでも長期間に渡って続くようなら、アレルギーを疑って病院を受診されることをおすすめします。
鼻水・鼻づまり・くしゃみ、など (アレルギー性鼻炎)
アレルギーの原因物質(アレルゲン)が体内に侵入することで、アレルギー反応が引き起こされて、鼻の粘膜が炎症を起こしてしまいます。
突然、水のような鼻水が止まらなくなったり、鼻づまり、発作のようにくしゃみが続く、といった症状を引き起こします。
アレルギー性鼻炎にはハウスダストが原因の通年性と花粉が飛散している時期に起こる季節性があります。
目のかゆみ・充血・目やに、など (アレルギー性結膜炎)
アレルギー性結膜炎は、アレルギーの原因となる異物(アレルゲン)が、まぶたの内側と白めの部分にある「結膜」に入ることで目に充血や強いかゆみが起きる症状です。
結膜がむくんでしまい白目の部分がブヨブヨの状態になってしまうこともあります。
ハウスダストが原因の通年性のものとスギなどの花粉が原因の季節性のもがあり、最近ではコンタクトレンズの汚れが刺激になって起きるこがあるもわかってきました。
アレルギー性結膜炎では、『目のかゆみ』『目の充血』『目やに』『涙が出る』『目の異物感』『まぶたの裏にぶつぶつが出る』などの症状が起きます。
肌の腫れ・カサカサになる、など (アトピー性皮膚炎)
アトピー性皮膚炎はハウスダストや食べ物などの原因物質(アレルゲン)が体内に入ることによって引き起こされるアレルギー症状です。
乳幼児期は、顔や頭、耳のなどの皮膚がジクジクして赤く腫れ、小児期以降では皮膚がカサカサに乾き、硬くなります。
強いかゆみをともなうため、かくことで皮膚に傷がつき、細菌に感染して悪化することもあります。思春期の頃に治まる方が多いのですが、成人以降も続くと慢性化することがあります。
気管支喘息（子ども）
発症のピークは1～2歳で、約8割が未就学期に発症します。
症状は、喘息発作時の激しい咳き込み、とくに息を吐いたときの息苦しさですが、息をするたびにのどや胸から「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」という狭まった気道を息が通るときの音が特徴的です。
約7割は大人になるまでに治まるものの、一度治って再発することもあるので、注意が必要です。
気管支喘息（大人）
長引く風邪だと思っていたら、喘息と診断されることがあります。
成人の気管支喘息はアレルギーによる気道の慢性的な炎症で、少しの刺激に反応して悪化し、気道が狭くなって息苦しくなります。
これが発作で、他に息をするたびに「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」という呼吸音と激しい咳き込み、粘り気のある痰、息苦しさなどの症状があります。
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