花粉症からくる「目のかゆみ」はとてもツライものです。かゆみはもちろん、涙が止まらなくなったりと、普通の生活をおくるのが困難に感じることまであります。
でも、かゆいからといって、かいたり、こすったりすると目の表面を傷つけてしまったり、余計に症状が悪化してしまうことがありますので注意が必要です。
花粉症による目のかゆみの原因
目のかゆみの原因のひとつに、まつげに付着した花粉が挙げられます。
外出するとまつげに多量の花粉が付着しますので、帰宅したときにはまず顔を洗い、まつげの花粉も意識して落とすことを心がけましょう。
またタオルが原因となってしまうこともあるので、要注意です。
外干しして花粉が大量についたタオルで顔を拭くと、せっかく顔を洗っても花粉がまた顔に付き、目に入り、かゆみの原因になってしまいます。
目のかゆみの対策と予防
花粉症からくる目のかゆみ対策は、目薬をさしたり、洗眼薬を使って目をすっきり洗浄することが一般的です。これらで目のかゆみや、充血、涙目、眼病予防に効果があります。
目のかゆみの原因となるヒスタミンの働きを抑えるためには、クロルフェニラミンマレイン酸塩の入った目薬がおすすめです。
また、くしゃみや鼻水などを伴うアレルギー性結膜炎の場合は、ヒスタミンの放出を抑えるクロモグリク酸ナトリウムという成分が入った目薬がお勧めです。
花粉症が引き起こす目のトラブル全般に対策を考えるなら、抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用・抗炎症作用の3つの働きをするケトチフェンフマル酸塩という成分が入った目薬がお勧めです。
冷やしタオルをまぶたの上にあてるのも効果的
また、目のかゆみや充血が激しい際は、冷やしタオルをまぶたの上に数分間当てることを繰り返す方法もおすすめです。
局所に冷たい刺激を与えることで、知覚神経の働きを一時的に鈍らせ、かゆみの症状を抑えることができます。
ただ、これらは根本的な解消にはなりませんが、一時的な対処としては充分効果を感じられるでしょう。
花粉対策メガネの選び方
花粉症予防、特に目のかゆみを予防するために、花粉対策サングラスやメガネが販売されていますが、デザインだけでなく、眼球全体を覆う商品を選ぶようにしましょう。
また、コンタクトレンズはレンズに花粉などのアレルゲンが付着しやすくなり、花粉症を引き起こす危険性が高くなります。直接花粉に触れさせないためにもメガネの使用が効果的です。