今まで花粉症に縁がなかったという人でも、花粉症になるときは突然です。
たとえると、人間は体の中に花粉を入れておく容器をそれぞれ持っています。今までは、その容器に収まる分だけしか花粉が体の中に入ってなかったのです。そして、容器の容量をオーバーして溢れ出すと、花粉症を発症します。
容器の大きさには個人差があって、コップくらいの人もバケツぐらいの人もオチョコくらいしかない人もいます。
ですから、発症するのに年齢は関係なく、成人してから発症する人も沢山います。
ちなみに、日本には昔は花粉症はなかったと言われています。
日本に花粉症が急増したのは1960年頃からで、農林水産省が推奨してきた大規模なスギの植林が原因と言われています。つまり、スギ自体は昔から日本にあったのですが、飛散量が大幅に増えてしまって容量オーバーの人が増えたのではないかということです。
また、土地がアスファルトやコンクリートで覆われるようになって、花粉が吸着・分解されにくくなってしまい、地面に落ちた花粉がまた風で舞い上がって再度飛散すると言う状況に依るものも大きいと言われています。
ですから、今は花粉症でないという方でも花粉対策をしておくことはまったく無意味ではありません。花粉症はいったん発症してしまうと完治することが難しいので、出来る範囲で対策しておく方が良いと言えるでしょう。
また、逆に「突然、治った!」という方もいらっしゃいます。コチラの記事ではそういった事例をご紹介しています。 → 花粉症が突然、治ったのはなんで?
最終的には検査してみないと分からない
ただし、花粉症はアレルギーのひとつですので、最終的には検査してみないと分かりません。
★ 鼻の中がムズムズする
★ 水の様な鼻水が止まらない
★くしゃみが止まらない
★ 目がかゆい
などの症状でお困りなら、一度、病院で検査を受けられた方が良いでしょう。花粉症か単なる鼻炎なのか検査してもらえます。
また、鼻や目などに症状がないのに肌だけが荒れてしまう『花粉症皮膚炎』という症状もあります。春先になると肌が荒れるとお困りなら受診してみてはいかがでしょうか。
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