花粉のシーズンが来ると、花粉症の方は鼻水、鼻づまり、くしゃみに目のかゆみと大変ですよね。花粉症で起きる症状は人によって様々ですが、なかには咳が止まらないと悩んでいる方もいらっしゃいます。
夜は特に、咳が止まらないと体力うばわれてしまう上に、咳が止まらなくて寝付けない悪循環になると、つらさもなおさらです。
ここでは花粉症の咳の原因についてまとめてみました。
咳がつらいと悩んでいる方や、子どもの咳がつらそうで心配なお母さんは是非ご覧ください。
止まらない咳は風邪? 花粉症? 見分けるポイント
咳が出るとひとくちに言っても、本当に花粉症からくる咳なのかが分かりにくくてもしかして風邪なのかと思う方もいらっしゃいます。
見分けるポイントとして、このような症状も一緒に感じ入る場合には、花粉症の咳の可能性が高いでしょう。
- 透明なサラサラした鼻水が出る
- くしゃみがよく出る
- 鼻づまり
- 目がかゆい
- 季節の変わり目に咳が出たり、喉が痛い
これらの症状が1週間以上続く場合には、花粉症による咳を疑いましょう。
花粉症で咳が出る原因
花粉症で咳が出る原因はなんなのでしょうか? 原因を理解できれば、自分でも生活習慣や環境を調整するなどして咳の対策をしやすくなります。
花粉症が原因で咳が出る理由は、大きく3つあると言われています。
口から入った花粉が喉に付着して炎症を起こす。
鼻づまりのせいで、口呼吸をしてしまい唾液の量が減り、口内・喉が乾燥する
鼻づまりのせいで、喉が乾燥してしまい喉の粘膜に炎症が起きる
就寝時に咳が止まらない原因
また、夜に咳が出てしまう原因は、就寝時の姿勢にある場合が多いのです。
仰向けで寝ると、鼻水が高い位置にある鼻から
↓
低い位置にある喉へと流れ落ちて、喉に溜まる
↓
喉に溜まった鼻水が粘り気を増す
↓
溜まった粘性の鼻水を外に出そうと働いて「咳」が出る
明け方や起床した時に、「たん」がからんだ咳が出るのは、このためです。また、「たん」と思っているものは実際は粘性の鼻水なのです。
関連記事 ⇒ 花粉症の咳・喉の痛みに効果的な対策、対処法は?
症状が緩和しない・症状が重い場合は病院で受診を!
すぐに治る風邪とは違って、花粉症は長い期間苦しい思いをすることになります。花粉症からくる咳の症状が改善しない場合や、症状が重い場合は、病院を受診しましょう。
関連記事 ⇒ 花粉症で病院を受診するなら何科? 病院選びのポイント